あなたの知らない新しいカーディフ

カーディフは歴史に満ちていながら、首都に制定されたのは英国の中でいちばん新しく、クリエイティブな精神にあふれた街です。世界でも指折りの博物館や最新技術を駆使した劇場のほかにも、ヴィンテージ品を扱う店、個人経営のバー、サステイナブルに調達した食材を使うウェールズ料理の小さなレストランなど、隠れた名所が盛りだくさんです。2000年の歴史を誇るカーディフ城にさえ新しい経験が待っていますし、以前は見向きもされなかったカーディフ・ベイ周辺は、今では野生動物とウォータースポーツの天国に大変身しました。驚きにあふれるツアーからユニークな食体験まで、新しいカーディフをご紹介しましょう。

カーディフでできるユニークな体験

 Kayakers passing Millennium Stadium on the River Taff, Cardiff, Wales

ジェイコブス・マーケットでは、アンティークのティーセットやヴィンテージの衣類や記念品のあれこれを見て回りましょう。おもしろいことに、こうしたお宝のほとんどはカーディフがウェールズの首都に制定される前から存在していたのです。カーディフが首都になったのはわずか67年前のこと。以来この街は自らを改革し続けています。街の中心部の裏通りにあるジェイコブスは、カーディフが産業が栄えた頃の遺産である古い赤レンガの建物に入っています。この中に侍の日本刀や珍しいマンガなど骨董品の数々が置かれているなんて、外からはとても想像がつきません。

 

実はカーディフには隠れた見どころが多く、外からはわかりにくいのも特徴です。有名ブランド店にはさまれた入り口を入ると、7つのヴィクトリア朝・エドワード朝のショッピング・アーケードにつながっています。個人経営のブティック、レストラン、カフェなどが入ったアーケード内に足を踏み入れると、美しく改装されたスペースに世界最古のレコード店レトロなファッションを扱う店ウェルシュケーキの店などがぎっしり詰め込まれています。ここでは買い物だけでなく、ウォータールー・ティー・ワークショップのラテアートの教室に参加したり、ジ・アーケード・ヴォルツで昔流行ったビデオゲームで遊んだりという少し変わった楽しみも待っています。アーケード近くの使われなくなった倉庫にはデポがあり、食べ物のマーケット、音楽の生演奏、「ビンゴ・リンゴ」のゲームなどを楽しむことができます。

 

ウェールズのラグビー本拠地として、ほぼ毎日ツアーを行っているプリンシパリティ・スタジアムのすぐ近くに、数千年の歴史を誇るカーディフ城があります。豪華なヴィクトリア時代の装飾から高い時計塔まで見どころにあふれた城なので、テーマ別のツアーに参加して、観光客にはなかなかたどり着けない隅の方までじっくり案内してもらいましょう。あなたは恐ろしいゴースト・ウォークに挑戦してみますか? それとも、人気テレビドラマ「ドクター・フー」、「シャーロック」、「秘密情報部トーチウッド」などが撮影された場所を回る映画のロケ地ツアーの方がご興味がありますか?

Colourful interior view of a building during Loving Food Tours, Cardiff

カーディフ城はコスモポリタン・カーディフ・フード・ツアーの出発地点でもあります。フレンドリーな地元のガイドと一緒に、この街きっての個人経営のデリや食堂、カフェなどを訪ねるこのツアーでは、ウェールズ語も教えてもらえます。何か作ってみたい方には、カーディフ陶芸ワークショップがおすすめです。もっと刺激を求める方なら、CIWWでホワイト・ウォーターのラフティングで冒険するのもいいですね。CIWWでは他に、カヌー、カヤック、屋内サーフィンのレッスンも行っています。

 

カーディフ・ベイは、何十年も忘れられた埠頭といった感じでした。けれども街の発展にともなってこのエリアにも魅力が表れ、今では食事、ナイトライフ、さまざまなカルチャーが楽しめるハブ的な存在に生まれ変わっています。ここにはウェールズ・ミレニアム・センターやテクニクエストも入っており、5月にはストリートフードのマーケット、テラスもオープンする予定です。また、あまり知られていませんが、実はこのベイ周辺には自然保護区もあるのです。豊かな鳥の楽園は静けさを求める方にぴったりの環境で、ウォーキングも楽しめます。さらにSUPカーディフではパドルボードの教室に参加することもできますし、ベイ・アイランド・ボヤージュのスピードボート・ツアーで海を走り抜けるのもおすすめです。ここには、野生生物と深い歴史で知られながら、訪ねる人が少ないスティープ・ホーム島に立ち寄るツアーもあります。

カーディフで風変わりなホテルに滞在する

オーナーの自宅を豪華なベッド&ブレックファーストに大変身させたのがリンカーン・ハウス・ホテルです。ベッド&ブレックファーストながらサービスは上質で、天蓋つきのベッド、地元産の食材を使った朝食、ヴィクトリア時代風の内装などがあなたを待っています。また、夕食の予約や観劇のチケット手配も快く引き受けてくれます。

 

街からわずか6マイル(約10キロ)でありながら、ロッジ・オン・ザ・レイクには人里離れた静かな雰囲気が漂っています。釣り、サイクリング、ウォーキングで有名なケヴン・マブリー湖のほとりに宿泊用の小屋を建てた施設で、ケヴン・マブリー農場もすぐ近くです。朝食はバルコニーで湖をながめながらとり、夜になったらプライベート用の浴槽から星空を見上げましょう。毎日が新しい冒険の連続です。

 

カーディフからバスで35分ほど行ったカウブリッジの町には、よい食材がそろうファーマーズ・マーケットや美しい城跡があります。ザ・ベア・ホテルは、ウェールズの魅力があふれるかわいらしいこの町の活気ある大通りの真ん中に位置しています。ホテルの建物は12世紀に建てられた当時のままの部分がかなり残っていて、部屋にはむき出しになった梁や心地よい暖炉をみられますが、それでいて客室はモダンで明るい造りになっています。また、近くのヘンソル城にあるマイクロブルワリーでは、自分の好きなブレンドでジンを造ってボトルに詰めることができます。

カーディフでひと味違う食事を体験する

ヴェイル・オブ・グラモーガンで育ったオーガニック・ビーフや、とれたてのカニ、ロブスター、ホタテなど、カーディフではすぐ近くで豊富な食材が手に入ります。その食材は、プリンシパリティ・スタジアムの向かいで毎週日曜に開かれるリバーサイド・マーケットのストリートフードでも、ミシュランガイドがすすめるレストラン、ヌックの豪華な食事でも、同じだけの誇りを持って提供されています。

 

ザ・クリンク・レストランでは、美食を世の中に役立つ力に変えています。というのは、カーディフ刑務所の囚人を対象にしたリハビリ・プログラムを行っているからで、すでに賞も受けて高く評価されています。このプログラムでは囚人たちが上質の食事やアフタヌーンの調理法や接客術を学べるので、飲食業の資格をとるよい訓練になるのです。このレストランでの食事はとても意味のあることです。人生を変えるきっかけを応援することになるからです。

 

夜の一杯には、350種類以上のジンをそろえたジン・アンド・ジュースに出かけましょう。トニックウォーターも上質のものを使っています。メニューがすばらしい上、お望みなら、百科事典のような知識を持つバーテンダーたちがおすすめのジンを選んでくれます。また、ドラゴン(ウェールズの伝説によく現われます)に着想を得た数々のカクテルが自慢のザ・デッド・カナリーズでは、エキゾチックなリキュールとスパイシーな味をそろえてお待ちしています。

カーディフへの移動と市内の交通手段

海外とウェールズを結ぶハブ空港であるカーディフ空港は、街の中心からわずか35分の距離にあります。鉄道もロンドンから最速約2時間で結んでおり(出発はロンドン・パディントン駅)、ブリストル、バース、バーミンガムとの間でも迅速な定期便が運行しています。また、カーディフへはロンドンなど英国の主要都市からコーチ(長距離バス)も便利に利用できます。

カーディフ市内はじゅうぶん歩いて回ることができますが、街の中心からカーディフ・ベイまでは徒歩だと30分から40分かかるので、鉄道(乗車時間4分)やベイカー・バスを使うのもよいでしょう。また、この区間をフェリーが定期的にシャトル運行しているカーディフ・ボート・ツアーズもおすすめです。

 

英国への移動や国内の移動は、Covid-19感染予防対策の規制が設けられている場合があります。詳細は変更される可能性がありますので、常に各ホームページで最新情報を確認することをお勧めします。

05 Sep 2022(last updated)

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