英国で最も人気のアクティビティが明らかに

月曜 09 12 月 2013

英国政府観光庁(VisitBritain)では、このほど世界19カ国の潜在的旅行者1万人(2013年夏)を対象に、18項目からなる「英国でしか体験できない夢のアクティビティ」をリスト化して提示し、選んでもらいました。その結果、「バッキンガム宮殿見学」「ザ・シャード/ロンドン・アイからの眺望を楽しむ」「エディンバラ城見学」が、最も人気の高い上位3つのアクティビティに選ばれました。

アメリカ、ロシア、中国などの人々が第1位に選んだのは「バッキンガム宮殿見学」で、2013年1~9月の英国への旅行者数が45%増と成長著しい韓国の人々は、第2位に「ザ・シャード/ロンドン・アイから眺望を楽しむ」を選びました。「エディンバラ城見学」は、これまで旅行者数が堅調に推移してきたアメリカ、カナダ、オーストラリア、イタリアの人々が第2位に選び、高い人気を誇っています。

フィッシュ&チップスについては、国によって意見が分かれました。例えば、インド人が選んだ「夢のアクティビティ」の中でフィッシュ&チップスは最下位となり、アルゼンチンや中国、メキシコ、ポーランドでも下から2番目という結果になりました。その一方、アメリカやカナダでは「海の近くで新鮮なフィッシュ&チップス」を食べたいという人が大変多く、「夢のアクティビティ」の第3位にランクイン。オーストラリアでも第4位に入っています。

2012年のロンドン・オリンピック&パラリンピックや、英国政府観光庁が実施したGREATキャンペーンの影響もあり、英国の美しいカントリーサイドへの関心は高まりを見せ、その印象も劇的に向上する結果となりました。
湖水地方、スコットランドのハイランドやスノードニア国立公園など、カントリーサイドに関する「夢のアクティビティ」は上位にランクインしています。

オリンピック&パラリンピック後の調査では、旅行者の75%が英国にはロンドン以外にも訪れるべき場所が沢山あると回答。また、英国政府観光庁が実施したGREATキャンペーンの結果、より多くの人々がロンドンと共に、英国の他の地方も訪れたいと思うようになりました。さらには、最新の国家ブランド指数(2013年6月発表)で、英国は初めて「美しい自然」部門でトップ20にランクインしています。

映画関連の観光やスポーツイベントも、旅行者数に大きな影響を与えていることが明らかになりました。特に旅行先をまだ決めていない人が、行き先を決定する上での大きな要因となっています。
ボンド・シリーズ史上最高となる興行収益を上げた映画『007スカイフォール』には、スコットランドの美しい風景が登場しましたが、そのおかげで世界中の人々がスコットランドを訪れたいと思うようになりました。英国への旅行者数が最も多いフランス人は、「夢のアクティビティ」の第1位に「スコットランド・ハイランドでの野生生物観察」を選んでおり、アルゼンチンやドイツ、そしてポーランドでは第2位、ロシアでも第3位にランクインしています。
映画関連の観光としては、その他にも「ハリー・ポッター・スタジオツアー」が挙げられますが、こちらはフランス、日本、メキシコ、韓国でトップ10入りする人気ぶりとなっています。

英国の食事は、これまであまり評判が良くありませんでしたが、フランスでは「居心地の良いウェールズのパブでのディナー」が「夢のアクティビティ」トップ3にランクインしていることから、それも徐々に変化している傾向にあると見られています。パーティーが大好きなアルゼンチンの人々は、他のどの国の人々より「ニューカッスルでのナイトライフ」を選び、それに僅差でスウェーデンの人々が続いています。

ユニークな傾向を示したのがこのスウェーデンで、英国政府観光庁が実施した最新調査の全般的なトレンドに逆らった結果が見られています。
多くの国の「夢のアクティビティ」トップ4(「バッキンガム宮殿」など)は、スウェーデンでは下位となり、スウェーデンでは「居心地の良いウェールズのパブでのディナー」が第1位に、「オックスフォード・ストリートでのショッピング」が第2位、第3位は「ロンドンのウェストエンドでのミュージカル鑑賞」となっています。

全市場を通じての性別の傾向では、男性の22%が「夢のアクティビティ」として「サッカーのプレミア・リーグ試合観戦」を挙げたことは驚くべき結果ではありませんし(「バッキンガム宮殿見学」に次いで第2位)、女性の21%が「オックスフォード・ストリートでのショッピング」を挙げたのも納得の結果となっています(こちらも「バッキンガム宮殿見学」に次いで第2位)。
英国から遠く離れた市場や、新興市場の人々はロンドンを好む傾向が強いですが、より成熟した旅行市場であるイタリア、ドイツ、フランスでは、個人の嗜好に合わせて英国全土を探索し冒険しようとする人が多い傾向にあります。

英国政府観光庁CEOのサンディ・ドゥは、「英国は全ての人々の嗜好に応える旅行先です。世界中どこを探しても、世界最高峰のプレミア・リーグの試合を観戦し、同じ午後に趣のあるコッツウォルズの村を散策することが出来るような国はありません。エディンバラ城見学や居心地の良いウェールズのパブでのディナーから、ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校を巡るスタジオ・ツアーやニューカッスルでのナイトライフまで、英国には世界に誇るアクティビティがあります。英国は新たな文化と歴史的な遺産を絶えず融合し、世界を魅了するユニークな体験を提供しています。だからこそ、記録的な数の旅行者が英国を訪れているのです。」とコメントしています。

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View from the top of the Victoria Tower Westminster, London, London, England. ©VisitBritain – James McCormick