王室ゆかりのお気に入りスポットを垣間見る
1.バッキンガム宮殿
英国屈指の有名な名所であるバッキンガム宮殿は、女王の執務の場であると同時に公邸でもあります。7月の終わりから9月にかけて一般に開放されますから、豪華な公式諸間(ステートルーム)や庭園を巡り、そこここで王室コレクションのすばらしい貴重な品々を見るチャンスです。華やかな衛兵交替式もお見逃しなく。交替式は4月から7月までは毎日、その他の期間は隔日で行われます。
2.ケンジントン宮殿
ケンジントン宮殿は、ビクトリア女王、ダイアナ・ウェールズ公妃、ケンブリッジ公爵と公爵夫人など、多くのロイヤルファミリーの邸宅として使用されてきました。宮殿の「Victoria Revealed」展を訪れて、ビクトリア女王の人生の物語を女王自身の言葉で辿ってみましょう。壮麗な国王の公式諸間(ステートアパートメント)で宮廷の駆け引きを学び、女王の公式諸間で王朝の不安定さの秘密を探ってみましょう。
3.ウィンザー城
ウィンザー城はエリザベス女王お気に入りの居城であるだけでなく、現在も使われている城として世界最大かつ最古のものです。華麗な公式諸間(ステートアパートメント)や聖ジョージ礼拝堂(10人の君主・后の墓があります)、さまざまな展示が行われる素描ギャラリー、世界で最も有名なドールハウスであるメアリー王妃の人形の家は必見です。
4.ウェストミンスター寺院
1,000年以上の歴史が刻まれたウェストミンスター寺院は、1066年以来すべてのイングランド国王の戴冠式の舞台となってきました。また、エリザベス女王とエディンバラ公との結婚式をはじめとして、最近ではケンブリッジ公爵と公爵夫人の結婚式など、16のロイヤルウエディングも行われてきました。
5.バルモラル城とエステート
アバディーンシャーにあるバルモラル城は1848年にビクトリア女王が購入し、以来、英国ロイヤルファミリーのスコットランドの私邸になっています。エリザベス女王と家族は、夏は大抵この地で過ごします。毎年4月から7月まで、敷地や庭園、舞踏室が一般に公開されます。
6.サンドリンガム・ハウスとエステート
ノーフォークのサンドリンガム・ハウスは女王お気に入りの邸宅の一つで、クリスマスには家族とここで過ごします。1862年以来、サンドリンガムは4世代にわたる国王の私邸となっており、「イングランドで最も快適な家」と評されていました。邸宅や庭園、博物館は4月から11月まで一般に公開されていますから、自分の目で確かめてみてください。
7.ホリールードハウス宮殿
エディンバラに行くのなら、ホリードールハウス宮殿にもぜひ足を延ばしてみてください。この宮殿はスコットランド女王メアリーの住まいとして最もよく知られています。メアリー女王はここで結婚し、秘書が私室で残酷に殺害されるのを目撃しました。宮殿のツアーでは公式諸間(ステートアパートメント)や庭園、クイーンズ・ギャラリーを見学することができます。ギャラリーでは王室コレクションからさまざまな展示がおこなわれています
8.ハンプトン・コート宮殿
ロンドンのリッチモンドに位置する壮麗なハンプトン・コート宮殿は、ヘンリー8世お気に入りの王宮でした。時代を遡ってヘンリー8世の頃の厨房でチューダー朝時代の生活を味わい、有名なハンプトン・コート宮殿の迷路園で迷子になり、趣のあるチャペルロイヤルで礼拝に参列し、世界有数の美しい庭園として国際的に有名なハンプトン・コート宮殿庭園を散策しましょう。
9.エディンバラ城
エディンバラのロイヤルマイルを登りつめた先の死火山の頂上に佇むエディンバラ城は、市内で最も人気のある観光スポットです。中世にはスコットランドで最も重要な王室の城となりました。現在はスコットランド王家の宝冠や宝石類、運命の石、有名な15世紀の大砲モンス・メグ、ワン・オクロック砲、スコットランド国立戦争博物館などがあります。
10.ロンドン塔
世界で最も有名な要塞の1つであるロンドン塔は、王宮や監獄、武器庫、さらには動物園まで、多くの役割を担ってきました。現在は世界遺産に登録されています。クラウンジュエルにはきっと目を奪われることでしょう。国王衛士のツアーで塔にまつわる話に耳を傾け、ヘンリー8世の妻のアン・ブーリンとキャサリン・ハワードが処刑されたとされる場所を見学しましょう。