神秘の国を旅しよう
真実、単なる面白い話、そのどちらでもない。いずれにせよ、私たちは皆、刺激的な神話や伝説が大好きです。そこで、イギリスの主な神話と伝説、その体験ができる場所をいくつかご紹介しましょう。
誰もが知っている存在。でも、本当に? 金持ちの金を盗んで貧者を救う弓矢の名手であるこのお尋ね者のヒーローは、紅茶やお菓子のクランペットに負けず劣らずイギリスらしい。しかし、意外にもこの人物についてはあまり知られていません。そこで、緑の服を身につけ、陽気な男を何人か集めて、ノッティンガムに向かい、このとらえどころのない男を探してみようではありませんか。彼の隠れ家といわれるシャーウッドの森の古木メジャーオークにいるかもしれませんよ。.
ティンタジェルの荒涼とした自然のままの断崖に向かい、アーサー王(King Arthur)の伝説上の生地を探してみませんか。アーサー王はここに生れ、魔術師マーリンが近くの洞穴で暮らしていた、という理論を最初に提示したのは中世の歴史家ジェフリー・オブ・マンモスです。廃墟となったティンタジェル城は、風の激しく吹く断崖の上に立ち、伝説をひもときたくなるような不思議にロマンチックな雰囲気を作り出しています。
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Glastonbury はどっぷり超自然の世界の中にあります。精神的エネルギーでつながる謎の道とされるレイ・ラインの分岐点にあり、アーサー王が最初に休憩を取った場所といわれています。若きイエスがこの地を訪ねた、この町のチャリス・ウェル(聖杯の泉)が聖杯の隠し場所である、と多くの人が信じています。イエスの訪問はさほどとっぴな話ともいえません。聖母マリアの親類であるアイマタヤのヨセフがこのあたりに鉱山を所有していたからです。.
エディンバラ(Edinburgh )郊外にあるこの中世の教会はテンプル騎士団とフリーメーソンと長いつながりがあります。象徴的意味がこめられた彫刻が驚くべき「刻文」のどの面からも飛び出してきます。「ダ・ヴィンチ・コード」で推測されたように、多くの人が、この教会に聖杯が保管されていると信じています。何を信じるにせよ、ロスリンの彫刻の森は刺激的で、謎めいており、他に二つとありません。.
イギリス一の長さを誇る淡水湖であるネス湖( Loch Ness, )を忍びゆく謎の怪獣以上に、スコットランドだ!と声が挙がるものがあるでしょうか。ネッシーの目撃情報は近年減ってきていますが、派手な潜水艦での捜索や議論し尽くされた写真の真偽にも関わらず、この怪獣はこのまま目立たない存在でいることにも満足しているようです。ネッシーをちらともみられなくてもがっかりしないこと。湖そのものが十分に美しく、ハイランドには誰もが思いを馳せる謎と不思議が満ちています。
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切り裂きジャックとして知られる連続殺人鬼はぞっとするような真実であり、1888年にロンドンの売春婦5人が悲惨な殺され方をしたという事実に議論の余地はありません。さらに謎なのは、殺人鬼の正体です。アーティストのウォルター・シッカートから作家のルイス・キャロルまで疑われた人物は様々。イーストロンドン(London )の霧に包まれた道を見て回り、ご自身で証拠を探ってみては。ホワイトチャペルが夜の気配を感じさせるとすれば、昼には、流行に敏感なブティック、デザイナーバーが混在し、ブリックレーン(Brick Lane, )には見渡す限りカレーハウスが並んでいます。
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ウッキーホールのじめじめとした地下の洞窟の奥深くに年老いたウッキーホール(wookey hole)の魔女が暮していました。昔、ウッキーの村人たちはグラストンベリー大聖堂にこの意地の悪い魔女を退治する者をよこすよう懇願しました。ベネディクト会修道士であり一流の祈祷師であるベルナルド神父の登場です。神父は水を少しすくい上げると、すぐさまそれを清め、魔女に投げかけるや、魔女は石に変わってしまいました。この驚くべき洞窟の奥深くに今もなお石となった魔女の姿を見ることができます。.
Stonehenge は世界でも最も有名な巨石(文字通り「大きな石」という意味)の記念碑です。実に5万年前に遡るこの遺跡はまさに数千年に渡り人々をひきつけてきました。儀式のいけにえを差しだし太陽を崇拝する場だったのか、あるいは巨大なカレンダーか? その目的を知る者はいませんが、そこを訪れた者は誰もその神々しさを否定することはできないでしょう。
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白亜の丘の斜面に刻まれた巨大な姿がドーチェスター近郊のサーン・アバスの村を守っています。巨大なこん棒の他は何も身につけていない巨人は確かに人目を引く光景です。しかし、その本当の意味や、その年齢でさえいまだ分かっていません。古代の繁殖(肥沃)の象徴なのか、17世紀の色っぽい冗談なのか、それとも全く違う何か? 彼が服を着せられたのは第二次世界大戦中だけ。この時、敵が空中戦の目印に使わないよう変装させられたのです。
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ペンザンスのセント・マイケルズ・マウントは、 コーンウォール( Cornwall. )沿岸から少し離れて満潮時に生れる小さな島です。 伝説によれば、マラジオンの海辺の村に暮す地元民らがおびえるほどの近くに要塞化した家を建てた、コーンウォールの巨人コルモランの仕業だということです。しかし、ある夜、地元の若者ジャックがじりじりと島に入り、穴を掘って藁で隠しました。ジャックが彼を起こすと、コルモランは穴にうっかり入り込み、二度と這い出ることができませんでした。島まで歩いていって、ジャックの穴を覗き、近くの岩に耳を当ててご覧なさい。今もまだ巨人の心臓の音が聞こえるという噂です。.