ロンドンの文化観光スポット、海外からの旅行者に大人気

ロンドン市長サディク・カーン、文化や観光客のために#LondonIsOpenを宣言
２０１６年８月１７日（水）

最新の調査によると、ロンドン有数の美術館やギャラリーへの海外からの訪問客数は２０１２年以来１１％増加しました1 。ロンドンは依然として世界で最も人気のある観光都市です。
２０１２年に開催されたロンドンオリンピック・パラリンピック以来、海外からの観光客がますますロンドンの世界クラスの無料美術館、ギャラリー、主要展覧会に訪れるようになりました。ロンドンすべての文化観光スポット中、観光客の６割が美術館等に訪れています。

最新の文化展示会及びイベント推進活動『ロンドンズ・オータム・シーズン』に関する調査によると、 昨年ロンドンで最も有名な文化施設に訪れた海外からの訪問者は、延べ１８７０万人になりました。これは２０１２年に比べて１８０万人の増加です。


市長サディク・カーンは今月ロンドンの科学博物館において、この秋行われる文化的展示会及びイベントを推進する活動『ロンドンズ・オータム・シーズン』を正式に立ち上げました。これは国際的に英国を促進することを目的とする英国政府のGREATキャンペーンが後援しています。


サディク・カーンのコメント： 「私たちの街にある世界クラスの美術館やギャラリーや展覧会は、ロンドンが最も歓迎し文化的に豊かな観光都市のひとつであることに大いに役立っています。ロンドンの独特な文化シーンが、街の実質的かつ重要な経済的繁栄に貢献するだけでなく、国内外観光客のエンターテイメントに重要な役割を果たしていることに、私は喜んでいます」
「ロンドンに幾度も訪れる数百万もの観光客のみなさんは、ロンドンは誰にでも心からオープンであると明快な合図を送っており、これは私たちが世界中に送信し続けるメッセージです」

ゴードン・イネス、最高経営責任者（CEO）ロンドン＆パートナーズのコメント：「ロンドンは世界中最も多様かつ刺激的な文化体験を提供する都市のひとつです」
「多くの新しい美術館・博物館がオープンする今年は、世界クラスの素晴らしい展示会やイベントが目白押しです。さらに地下鉄の週末終夜運転で２４時間移動が可能になったことで、海外からの観光客により優れた価値を提供するでしょう。今ほどロンドンを訪れる最もエキサイティングな時はないでしょう 」
『ロンドンズ・オータム・シーズン』の注目のイベントは、ホワイトチャペル・ギャラリーにて南アフリカ出身の現代美術家ウィリアム・ケントリッジ作品展『Thick Time』、サーチ・ギャラリー『ロンドン・ファッション・ウィークエンド』、ロンドン塔『トワイライト・ツアー』、科学博物館『 Wonderlab: The Statoil Gallery』、バービカン『Michael Clark Company』、テート・モダン新館にてエルトン・ジョン卿所有のヴィンテージ写真コレクションを公開する特別展『The Radical Eye: Modernist Photography from the Sir Elton John Collection』です。

『ロンドンズ・オータム・シーズン』の立ち上げに市長とともに登場した画家のクェンティン・ブレイク卿は、 #LondonIsOpenのキャンペーン3を見事に表現するイラストを描きました。 「私は毎朝ロンドンにある自宅のバルコニーに向かい、何千もの言葉や光景を自分の中に吸い込み、そして仕事を始めます 」
ロンドン＆パートナーズはまた、２０１６年度のイベントの精神を掴み取ることを目的にロンドンの詩人で音楽家のLA Salamiとコラボレーションした『ロンドンズ・オータム・シーズン』ショートフィルムを作成しました。こちら からどうぞ。

備考

1 モリス・ハーグリーブス・マッキンタイア社によって提供された旅行者データ


モリス・ハーグリーブス・マッキンタイア社（MHM）
モリス・ハーグリーブス・マッキンタイア社は文化、文化遺産、レジャー、メディア及び慈善団体事業専門の戦略的研究コンサルティング会社です。 MHMの顧客は世界有数の美術館やギャラリー、劇場、文化遺産機関、慈善団体が含まれています。顧客の一例に、大英博物館、ナショナル・トラスト、サウスバンク・センター、テートがあります。



調査の手法
モリス・ハーグリーブス・マッキンタイア社（ MHM ）のデータは約１万４千人から集めた直接面接方式の年間訪問者出口調査に基づき、 以下の会場で行われています。
帝国戦争博物館
自然史博物館
ナショナル・ギャラリー
テート・モダン
テート・ブリテン
ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
V&A子供博物館
ナショナル・ポートレート・ギャラリー
大英博物館
科学博物館
ロンドン博物館
ドックランズ博物館


2ONSによる国際旅客調査データ

3#LondonIsOpenについて
ツイッターのハッシュタグ #LondonIsOpenは、ロンドンの都市が起業に適し、国際的で、創造性と可能性の宝庫であることを世界に発信しています。さらに、ロンドンに在住する百万人以上の外国人がいつも歓迎されていること、そして差別はどんな形でも許容されないことを保証しています。
市長は、ソーシャルメディアやその他クリエイティブな方法で#LondonIsOpenのメッセージを送ることで応援の気持ちを示そうと、すべてのロンドン市民や事業団体そして企業を促しています。
詳しくはホームページをご覧ください。www.londonisopen.com

『ロンドンズ・オータム・シーズン』について
ロンドン＆パートナーズとロンドン市長は『ロンドンズ・オータム・シーズン』を立ち上げました。今年で３年目を迎える『ロンドンズ・オータム・シーズン』は、芸術と創造の世界都市としてのロンドンの評価を揺るぎないものとすることを目的にしたキャンペーンです。


新オープン施設
今秋は過去数十年のロンドンの歴史でおそらく最大の文化施設の規模拡大が見られるでしょう。世界クラスの建築家たちによって設計された象徴的な施設がオープンします。テート・モダン新館、ケンジントンに移転するデザイン・ミュージアム（１１月２４日再オープン）、科学博物館のインタラクティブ数学ギャラリー（１２月８日オープン）は故デイム・ザハ・ハディドが手がけた最後の作品です。


お祭りとファッションが街にやってくる
ロンドン・デザイン・フェスティバル（ ９月１７日〜２５日） 、ロンドン・フィルム・フェスティバル （１０月５日〜１６日） 、ロンドン・ジャズ・フェスティバル（１１月 １１日〜２０日）と、今秋ロンドンはお祭りで活気づき、開催中は数々の催し物が街中で行われます。英国最高のファッションが９月にロンドン・ファッション・ウィークでデビューし、ロンドン市民はロンドン・ファッション・ウィークエンド（ ９月１６日〜２０日）に参加することができます。同じ９月、ロンドン大火から３５０年を偲ぶイベントとして、市内で印象的な祭りが、そしてロンドン博物館で展覧会が行われます。１１月の『ザ・ストリート』ロンドン・ジャズ・フェスティバルでは、有名なジャズアーティストたちがロンドン郊外の予想外の会場に現れポップアップ・ギグを演奏します。

博物館とギャラリーが巨匠作品を展示
今秋、 ロンドンで美術の巨匠たちに再び出会うことができます。ピカソの作品は、ナショナル・ポートレート・ギャラリーで鑑賞することができます（１０月６日〜２０１７年２月５日）。ロイヤル・アカデミー『Abstract Expressionism（抽象表現主義）』展ではロスコ、ポロック、デ・クーニングの世界に浸ることができます（９月２４日〜２０１７年１月２日） 。さらに、カラヴァッジョと彼に影響を受けた画家たちの作品展『Beyond Caravaggio（カラヴァッジョを超えて）』がナショナルギャラリーにて開催されます（ １０月１２日〜２０１７年１月１５日）。


パフォーマンスの幕開け
ウエストエンドの舞台にハリウッド俳優が大集合！ イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート、ケネス・ブラナー、ドミニク・クーパーの顔ぶれが揃います。大ヒット映画をベースにした新作ミュージカル『スクール・オブ・ロック』（ １０月２４日〜２０１７年２月２７日）と『ドリームガールズ』（１１月１９日〜２０１７年３月１１日）がブロードウェイからやってきます。見逃すことのできないダンスショーは、ロンドン五輪開会式の振付師アクラム・カーンがイングリッシュ・ナショナル・バレエ団と創作した『ジゼル』（サドラーズ・ウェルズ、１１月１５日〜１９日）と、ロイヤル・バレエ団の星カルロス・アコスタの引退公演（ロイヤル・アルバート・ホール、１０月３日〜７日）です。 サウスバンク・センターでは、フィルハーモニア管弦楽団の３６０度バーチャルリアリティ体験ができる『バーチャル・オーケストラ』（９月２３日〜１０月２日）と、ロンドン文学フェスティバル（１０月５日〜１６日）が開催されます。


TCIリサーチについて
TCIリサーチによる研究データは、過去２年間に少なくとも一度はロンドンを訪問している１８〜６５歳の英国在住男性及び女性５１２人からの回答の代表的なサンプルに基づいています。データはオンライン『アクセスパネル』を利用し２０１６年７月にTCIリサーチが収集しました。TCIリサーチ（ツーリズム・コンペティティブ・インテリジェンス）はデスティネーション競合分析を先導する研究機関で、参照TRAVELSAT©グローバルプログラムでUNWTOを受賞しました。TCIリサーチは、代表的調査とビッグデータの管理分析を組み合わせることで、インスピレーションから共有まであらゆる観光客の旅行経験全体を対象にした見識を、公共及び民間の観光経済主要団体に提供しています。
詳しくはホームページをご覧ください。www.tci-research.com


ロンドン＆パートナーズについて
ロンドン＆パートナーズは、ロンドンの公式プロモーション会社です。私たちはロンドンを促進し、企業、イベント、学会、学生、観光客を誘致します。私たちの目的はロンドンの国際的な信用を築き上げ、投資及び旅行者支出を誘致し、雇用と成長を生み出すことです。ロンドン＆パートナーズは、ロンドン市長及び商業パートナーのネットワークが資金を提供する非営利パブリック・プライベート・パートナーシップ（公民連携）です。
詳しくはホームページをご覧ください。www.londonandpartners.com