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ハリー・ポッターのロケ地巡りといえば、グレート・ホールやボドリアン図書館があるイギリスの最高学府オックスフォードが有名ですが、ロンドンにもハリポタゆかりの地がたくさんあります。
今回は、ロンドンに数多く点在する「ハリー・ポッターゆかりの地」の中から、ハリー・ポッター大好き女子の私が特にお気に入りのスポットを5か所厳選して、ランキング形式でご紹介します。ハリポタファンの方はもちろん、そうでない方も楽しめるスポットですので、ぜひ参考にしてみてください。
「ハリー・ポッターゆかりの地」を巡るおすすめイギリスツアーはこちら!
©VisitBritain/ Craig Easton
週末は特に賑わうロンドンの胃袋、バラ・マーケット
5位 バラ・マーケット
第5位は、ロンドンブリッジ(London Bridge)駅近くにある「バラ・マーケット」。
バラ・マーケットは、1000年以上の歴史を誇るロンドン最古の市場として、食いしん坊のロンドンっ子に、また観光スポットとしても大人気のマーケット。

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フルーツや野菜のストールでは日本ではあまり見かけないようなものがたくさん!
ここが登場するのは、映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」。ハリーが夜の騎士バス(ナイトバス)から降りて漏れ鍋に移動するシーンが撮影されたのが、このバラ・マーケットに隣接する「ストーネイ・ストリート(Stoney Street)」です。

ストーネイ・ストリート
ちなみに、漏れ鍋の内部の撮影がされたのは、ストーネイ・ストリート沿いにあるパブ「The Market Porter」とされています。

©Buriko
マーケット・ポーターの奥に見えるモンマス・コーヒーもロンドンっ子に大人気のスポット
バラ・マーケットには、シーフード、ジビエ、チーズ、ワイン、エールなど、100軒以上の屋台が並び、パエリアやスコッチエッグ、オイスターやパンなど、テイクアウェイで楽しめる様々なフードも販売されていて、活気のある雰囲気の中でブランチやランチを楽しむのにぴったりです。

©Kumi Saito
イギリスのチーズはもちろん、フランスやスイスのチーズも!

©Buriko
ドーナツと言えばこのBread Aheadのドーナツを食べずには帰れません!

©Buriko
イギリス名物「スコッチエッグ」も!
映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」で、デスイーターたちに破壊された橋「ミレニアムブリッジ」までは、歩いて10分ほどで移動することができるので、こちらもセットで観光するのがおすすめです。

©VisitBritain/ Richard Allen
Borough Market
8 Southwark St, London SE1 1TL
http://boroughmarket.org.uk/

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4位 レドンホールマーケット
続いて第4位はロンドンの金融街、シティの一角にある「レドンホールマーケット」。ロンドン最古の荘厳な屋根付き商店街で、その歴史はなんと14世紀にまで遡ります。
映画「ハリー・ポッターと賢者の石」で、ハリーとハグリッドがダイアゴン横丁へ向かうシーンが撮影されたのが、この場所です。

© ENGLAND’S HISTORIC CITIES
荘厳な輝きを放つ、歴史あるマーケットは見るだけでも訪れる価値あり
42番の建物の隣にあるのが、漏れ鍋の入り口として使用されたお店です。今は「The Glass House」という眼鏡屋さんになっています。

©Kumi Saito
実際に漏れ鍋の入り口としてロケで使用されたお店がここに!
元々は肉類を扱う市場だったようですが、今は洋服や雑貨など様々なお店が入っていて、マーケット内を歩いて回るだけでも雰囲気抜群。
羽根ペンや羊皮紙が販売されている文房具屋さんも発見しました。

© ENGLAND’S HISTORIC CITIES
ロンドンっ子の人気スポット スカイガーデンからロンドンを一望しよう
ランチタイムや、アフターファイブにはシティで働くビジネスマンが一杯飲みに多く訪れて大いに賑わうマーケットは、先にご紹介したバラ・マーケットそれからセント・ポール大聖堂(St.Paul’s Catedral)、スカイガーデン(Sky Garden)・「ロンドン塔(Tower of London)などの観光地も徒歩圏内にあるので、ハリポタファンはもちろんのこと、そうでない人も訪れてみることをおすすめします。
Leadenhall Market
Market in London, England
https://www.leadenhallmarket.co.uk/

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北イングランド&スコットランド方面への主要鉄道駅 キングス・クロス駅
3位 キングス・クロス駅
第3位は、ハリポタファンなら絶対に見逃せない「キングス・クロス駅」。ホグワーツ特急が発車するプラットフォーム「9と4分の3番線」があるのがこの駅です。

© ENGLAND’S HISTORIC CITIES 駅構内にはパブやレストラン、ショップも完備されている
実際に9と4分の3番線が撮影された場所は、現在も使用されているプラットフォームなので、切符がないとフォーム内に入ることはできないのですが、9と4分の3番線と書かれたプレートの前で写真撮影を楽しむことができるフォトスポットが駅構内に特別に設置されています。
フォトスポットでは、好きな寮のカラーのマフラーと杖を借りることができ、写真撮影の際には、スタッフがマフラーをふわっと浮かせてくれますよ。
©Cmglee [CC BY-SA 4.0]
2人以上での撮影も可能で、決闘をするか仲良く撮影するかのどちらかを選択すると、スタッフがポージングを指定してくれます。
もちろん、手持ちのスマートフォンやカメラで撮影できますが、カメラマンが撮影してくれた写真を、フォトスポットの隣にあるグッズショップ「9と4分の3番線ショップ」で購入することもできます。
「9と4分の3番線ショップ」では、ぬいぐるみやキーホルダー、アパレルやステーショナリーなどのグッズが販売されていて、中にはここでしか販売されていない限定のグッズも!
私のお気に入りは、自分の名前と住所を入れてもらうことができる「ホグワーツからの手紙」で、手紙をもらった時は小さい頃からの夢が叶った!ととても嬉しかったです。
フォトスポットは常時行列ができているため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめ。人が多い場合には、9と4分の3番線ショップへの入場も行列ができていることもあります。
King's Cross
https://www.networkrail.co.uk/stations/kings-cross/
2位 ハウス・オブ・ミナリマ
第2位は、ハリー・ポッターと呪いの子が上演されているパレスシアターから徒歩圏内にある「ハウス・オブ・ミナリマ」。
ハウス・オブ・ミナリマは、映画ハリーポッターシリーズ、ファンタスティックビーストシリーズのグラフィックデザインを手がけている「ミナリマ」のギャラリー兼グッズショップです。
ピンク色の外観が可愛らしい4階建ての建物の中には、ハリポタ&ファンタビの映画に登場したデザインがずらりと飾られています。店内は写真撮影も自由です。
飾られているデザインだけでも十分に見応えがあるのですが、非常口のマークが魔法使いになっていたり、床が忍びの地図になっていたりと、店内のあちこちに見所がたくさん!

パスケースやノートブック、ポストカードなどのグッズもたくさん販売されているので、ハリポタ好きの方へのおみやげや、旅の記念にもぴったりです。
ハリポタ好きの方なら、時間があっという間に経ってしまうこと間違いなしのスポットです。
House of MinaLima
26 Greek St, Soho, London W1D 5DE, UK
https://minalima.com/
1位 ワーナーブラザース・スタジオツアー・ロンドン
©Nizaad
第1位は、ハリー・ポッターの世界観を存分に味わうことができる「ワーナーブラザース・スタジオツアー・ロンドン(メイキング・オブ・ハリー・ポッター)」。
2012年にオープンしたロンドン有数の観光アトラクションの一つで、映画ハリー・ポッターの撮影で使用されたスタジオが一般公開されています。
郊外にあるスタジオへは、中心部からは電車やバスを使って移動。世界中からハリポタファンが集まる人気のアトラクションなので、チケットの事前予約は必須。すぐに売り切れになってしまう日程が多く、3ヶ月先まで予約が取れないことも珍しくありません。
個人での予約は入手困難なため、交通機関とチケットがセットになったツアーに申し込むことをおすすめします。
©Marc Sethi
ダーズリー家でハリーが暮らしていた階段下の物置のセットや、スネイプ先生の魔法薬学の教室のセットなど、映画で見たあのシーンが目の前に!

©Karen Roe [CC BY 2.0]
ファンの聖地、ロンドンのスタジオには実際に撮影に使用されたモデルや小道具が目の前に!
賢者の石や、 トライウィザード・トーナメント(三大魔法学校対抗試合)の優勝トロフィー、クィディッチで使用するスニッチなど、映画に登場する重要アイテムも間近で見学することができます。
また、ウォークスルー型のスポットもたくさんあり、ホグワーツ特急が止まるプラットフォームを歩いたり、憧れのダイアゴン横丁を歩くことも!
©Nizaad
不穏な雰囲気が漂う禁じられた森のエリアでは、アラゴグとその仲間たちに会うこともできました。
©Dan Wong Photography (www.danwongphotography.com)
そして見逃せないのが、2019年4月にオープンしたばかりのグリンゴッツ銀行のエリアです。
映画さながらの豪華なシャンデリアが飾られていて、カウンターにはゴブリンの姿も見られます。
まるで本当にグリンゴッツ銀行にやってきたかのような雰囲気を味わうことができ、夢のような気分に!
ゴブリンの特殊メイクや、グリンゴッツ銀行の金庫の鍵が開く様子なども見学することができました。
そして、夢のようなひとときもつかの間、あたりは一気に荒廃したグリンゴッツに…。
びっくりする驚きの仕掛けまであり、スタジオ内では入場から退場まで終始ワクワクが止まりません。
スタジオ内には食事や軽食、スイーツなどを楽しめるカフェも充実しているので、1日中滞在することもできます。魔法界の定番ドリンク「バタービール」を飲むのを忘れずに!

©Peyton Eyre/Flickr (CC-BY)
聖地で味わうバタービールは格別に美味しい!
いかがでしたか?
今回は、ロンドンに来たら、ぜひ訪れてほしいイチオシのハリポタスポットを5か所ご紹介しました。
特にランキング上位でご紹介したスポットには、世界中からハリポタファンが押し寄せるため、時間に余裕を持って観光に行かれるのがおすすめです。
様々な見どころ盛りだくさんのロンドンですが、ハリポタファンの方はぜひロンドンの聖地巡りも楽しんでみてくださいね。
◆ライタープロフィール
在英ライター/志桜里
第1作が出版された年から、グリフィンドールのマフラーで小学校に通学、授業には杖と羽根ペンを持ち込むほどのハリポタファン。ハリーから届いたファンレターの返事が読めず、英語の勉強を始め、大学時代はハリポタの舞台であるイギリスに交換留学。現在は、大好きなハリポタとイギリスの魅力を伝えるべく、在英ライターとしてイギリス・ロンドンに滞在中。
『SHIORI’S NOTE』
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協力:英国政府観光庁