2019年に訪れたいデスティネーションやイベント

水曜日 10 10 月 2018

2019年に訪れたいデスティネーションやイベント

ノルマンディー上陸作戦75周年

2019年6月6日、世界史でも特筆すべき第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦とノルマンディーの戦いから75年を迎えます。そのため来年は、この歴史的なできごとを振り返る重要なイベントが数多く開かれる予定です。6月1日から9日の間、帝国戦争博物館(IWM)が英国各地に有する5か所の博物館のうち、HMSベルファスト号、IWMダックスフォード、チャーチル博物館と戦時内閣執務室といういずれもノルマンディー上陸作戦に重要な役割を果たした3か所で、歴史を振り返る展示が行われます。またイングランド南西部のブリストルでも記念行事が予定されています。ノルマンディー上陸作戦は、米国陸軍の司令部のあったブリストル市内のクリフトン・カレッジで、オマール・ブラッドリー将軍という人物によって計画されました。ブラッドリー将軍はブリストルではザ・ホームズという建物に滞在していましたが、ここは現在ではブリストル大学の植物園の一部となっています。またDデイ博物館のあるイングランド南部のサウスシーでは、記念日に向けて大規模な改修を行う予定があるほか、英国各地でさまざまなイベントや記念行事が計画されています。

 

ウェールズ 発見の年

これまでウェールズは3つのテーマ(海洋の年、伝説の年、冒険の年)でキャンペーンを行ってきましたが、今度は、イベントとアクティビティーで活気づくウェールズをアピールするウェールズ - 発見の年2019が始まります。発見の年では、ウェールズを発見することにとどまらず、ウェールズにあるさまざまなアトラクション、冒険、体験を通じて、訪れる人たちに自分自身を見つけ出してもらうことも狙っています。2018年後半に立ち上げられたウェールズ・ウェイは、ウェールズの魅力ある歴史、海岸線、アトラクションを学んだり、経験したりしながら、壮大な風景を眺めつつ走り抜ける3つの旅行ルートですが、2019年も引き続き活動の中心に取り上げられていきます。北ウェールズ・ウェイ、カンブリア・ウェイ、コースト・ウェイの3つのルートを示すことで、知られていない土地に足を踏み入れる体験型の旅行を望む人たちに年間を通じてウェールズを訪れてもらうことを奨励する計画です。

 

ロンドンの文化地区ウォルサム・フォレスト

ロンドン市長サディク・カーンは、英国文化都市や欧州文化首都のプログラムからヒントを得て、ロンドン文化地区という大規模な取り組みを2018年に新しく立ち上げました。そして栄えある最初の2019年の文化地区にはウォルサム・フォレストが選ばれています。このプログラムはコミュニティーに文化を取り入れることを目的としており、ロンドンの異なる地域それぞれの特徴や多様性を見出す絶好の機会になるでしょう。ロンドン最初の文化地区としての大々的な開幕イベントとなる「フォレストへようこそ」には、地元出身でマーキュリー賞も受賞したタルビン・シンが出演して、ウォルサム・フォレストの若者と共演することになっています。

 

映画やテレビで見る英国

2019年も、英国ではヒットが予想される新作映画が数多く控えており、テレビ番組でも大ヒットを飛ばしていきそうです。

 

『スコットランド女王メアリー』 - 2019年1月(アメリカでは2018年末に先行公開予定)

スコットランド女王メアリーと、その従姉妹であるイングランド女王エリザベスに、それぞれシアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーを配したこの伝記物語では、エリザベスを女王の座から引きずり下ろそうとして長年投獄され、最終的に死刑となったメアリーの人生を描きます。華やかな時代設定や衣装に加え、イングランドではロンドン、オックスフォード、ダービシャー、スコットランドではエジンバラやグレンコーなど、ロケ地に使われた英国各地の景色もたっぷり楽しめます。エジンバラからほんの1時間ほどの距離にあるメアリーが生まれたリンリスゴー宮殿、メアリーがたったたった一人の子どもを出産したエジンバラ城、スコットランド国境付近のジェドバラにあるスコットランド女王メアリー、ビジター・センターなどをぜひ訪ねてみましょう。

 

『ダウントン・アビー』映画版 - 2019年公開(公開日未定)

テレビ番組『ダウントン・アビー』は映画化が待ち望まれ、噂が過熱していましたが、2018年、ついにNBCユニバーサルが確実に映画化することを発表しました。テレビ版の最終回を迎えてから3年近くが経ってしまったものの、出演者も発表され、2018年秋にはハイクレア城(ドラマでダウンタウン・アビーとして使われた場所)で撮影が開始されることになっています。

 

ボンド映画第25公開日 201911月8日

ジェームズ・ボンドが帰ってきます! 25作品目のボンド映画が2019年に劇場公開されます。ロケ地はまだ公表されていませんが、コベントガーデンにあるロンドン映画博物館で映画に使われている衣装や車をチェックしたり、ボンド作品の著者、イアン・フレミングが足繁く通ったというロンドンのメイフェア地区のデュークス・バーでマティーニを味わったりして、映画の公開に向けてボンド気分を盛り上げる方法はいろいろあるでしょう。

 

『ひつじのショーン2』 - 2019年公開(公開日未定)

みんな大好きな毛糸を着た友だちが、来年、映画館に帰ってきます。『ひつじのショーン2』の制作会社であるアードマンは、アカデミー賞も受賞しているアニメスタジオで、イングランド南西部のブリストルに拠点があることがよく知られています。同社は他にも、受賞暦のある『ウォレスとグロミット』の映画シリーズ、『映画ひつじのショーン』『アーリーマン〜ダグと仲間のキックオフ』などをこれまで世に送り出してきました。

 

『女王陛下のお気に入り』 - 2019年1月初めに公開(アメリカでは2018年に先行公開予定)

18世紀初頭のイングランドでは、病弱なアン女王に変わって、女王の親しい友人であるレディー・セーラが実質的に世を治めていた - オリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズなどの英国俳優陣が出演するこの物語は、ロンドンから1時間ほどのハートフォードシャーにあるハットフィールド・ハウスなどで撮影が行われました。

 

『秘密の花園』 - 2019年夏公開(公開日未定)

フランシス・ホジソン・バーネットの児童文学の名作、『秘密の花園』がマーク・ムンデン監督によって新たに映画化され、2019年に公開されます。コリン・ファースやジュリー・ウォルターズも出演するこの映画は、インドで孤児として暮らす女の子が、かまってくれないヨークシャーのおじさんのもとに送られるというストーリー。主なロケ地は、北イングランド、北ヨークムーア国立公園のヘルムズリー・ウォールド・ガーデン(「秘密の花園」として撮影)、ダンコム・パークやファーンデール、イングランド西部ウィルトシャーのアイフォード・マナーなどです。
 

リチャード・カーティス/ダニー・ボイルによるタイトル未公開映画 – 2019年9月13日公開

リチャード・カーティスとダニー・ボイルが制作する新作映画は、詳細が未だに明らかにされていませんが、ビートルズをテーマにしたロマンティック・コメディで、1960年代から70年代のサフォークが舞台だと言われています。撮影はヘイルズワース、ダンウィッチ、シングル・ストリート、ラティチュード・フェスティバルなど、地元の各地で行われました。出演はリリー・ジェームズ、ヒメッシュ・パテル、アナ・デ・アルマスなどで、エド・シーランをはじめとするカメオ出演も多いと期待されています。

 

『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン5 – 2019年公開(公開日未定)

2019年、トミーやピーキー・ブラインダーズの仲間たちがテレビのスクリーンに帰ってきます。19世紀終わりから20世紀初頭のイングランド中部バーミンガムを舞台にしたこの作品は、撮影もバーミンガムやイングランド北西部のリバプールで行われています。

 

『ザ・クラウン』シーズン3 - 2019年公開(公開日未定)

Netflixの『ザ・クラウン』シーズン3の撮影が始まりました。出演はエリザベス女王役にオリヴィア・コールマン、エディンバラ公役にトビアス・メンジーズ、そしてマーガレット王女役にヘレナ・ボナム=カーターなどです。

 

マンチェスター・インターナショナル・フェスティバルがふたたびマンチェスターの新しいコミュニティーを見つけよう 

マンチェスター・インターナショナル・フェスティバル(MIF)は、独創的な新作や特別なイベントを集めた世界初の文化の祭典で、文化関連のイベントとしてはマンチェスター最大の規模を誇っています。フェスティバルは2年に一度開催され、次回は2019年7月4日から21日まで、市内各地に設けられた各会場で行われます。各会場に分かれての開催は今回が最後で、その次からは毎回、北イングランドで最高レベルの施設が整っている新しいザ・ファクトリー一か所ですべて行われることになります。また、旧グラナダ・スタジオの跡地では、マンチェスターのビジネス、文化、暮らしを取り込んだ新しいコミュニティーを創るセント・ジョンズという大規模なプロジェクトが計画されています。セント・ジョンズ周辺では、住宅、ホテル、オフィス、つながりの深いコミュニティーや活気ある街角などを取りまとめ、保税倉庫のような古くてよく知られた建物や、ファクトリー・マンチェスターのような新しい建物を活用していくことが計画されています。

 

必見の展示、博物館の最新情報

2019年、英国各地の博物館や美術館が新しい展示を行ったり、既存の展示の期間を延長したりする予定です。

 

ロンドンでは、テート・ブリテンがこの約10年ほどで英国最大規模となるフィンセント・ファン・ゴッホの展示を行うことを発表しました。会期は3月27日から8月11日までで、テート・ブリテンがゴッホ展を行うのは1947年以来のことです。またナショナル・ポートレート・ギャラリーでは、チューダー朝やジェームズ1世の時代のジャコビアン様式の肖像のミニアチュールを集めた大規模な展示、「エリザベス朝の重宝:ヒラードとオリバーによるミニアチュールの世界」(2月21日から5月19日)が開かれます。こうした展示が行われるのは、英国では35年ぶりのことです。サイエンス・ミュージアムに2019年に新たに誕生するメディシン・ギャラリーは、医薬品に関して世界有数の展示になりますし、「ジェフリーの鍵を開ける」と題して見学しやすさとスペースの活用を追求する大改装を展開中のジェフリー博物館も、2019年には再オープンする予定です。さらに、ロンドン中心部に移転する予定のカートゥーン・ミュージアムでは、「マンガの世界を物理的な空間に移動させる想像力」と題した展示が開かれます。

 

イングランド南西部のブリストルでは、ブリストル市立博物館・美術館がレオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年を記念した展示、「レオナルド・ダ・ヴィンチ:デッサンに見る命」(2月2日から5月2日)を開催します。またM-Shedでは、実際のタトゥーやオリジナルのタトゥーアートを英国最大規模で集めた「タトゥー:知られざる英国のタトゥーアートの世界」(3月16日から6月16日)や、アニメ映画『アーリーマン〜ダグと仲間のキックオフ』の制作に使われたスケッチから最新のバーチャルリアリティに至るあらゆる技術を紹介する「アードマンの撮影現場:『アーリーマン』ができるまで」(7月6日から9月29日)の展示が行われます。

 

イングランド南東部ケントの海岸沿いの町、マーゲートにある美術館、ターナー・コンテンポラリーでは、ビジュアルアートの賞として世界的に名高いターナー賞を主催します。オックスフォードシャーのブレナム宮殿でも、新たな展示、イベント、史跡の保護や修復のプロジェクト、さらに新規のツアーを立ち上げる予定です。また2月9日から4月の期間には、J.M.W.ターナーによる初期の建物の絵画や銅版画が展示されるほか、2019年に新たに導入されるイベントとして、著名な造園家ケイパビリティー・ブラウンが作った庭園や緑地を2人乗りの電気自動車で走り抜ける楽しいトゥイジー・ツアーを準備しています。

 

北上して北イングランドでは、ヨークシャー・スカルプチャー・インターナショナルというプログラムが、ヨークシャー・スカルプチャー・トライアングルで3年ごとに開催されることになりましたが、その栄えある第1回が2019年に開かれます。このプロジェクトの特徴は、アーティストがコラボレーションする機会、才能の開拓、鑑賞者の開拓、新規の戸外作品の発注、国を超えた発注を目指したパートナーシップです。リバプールのテート・リバプールでは、大きな展示としては英国初となるキース・ヘリングの作品展(6月4日から11月11日)を開催し、アンダーグラウンド文化、ポップアート、落書きなどの影響を受けたヘリング作品70点以上を見ることができます。また同じリバプールのウォーカー・アート・ギャラリーでは、チャールズ・レニー・マッキントッシュの展示(3月15日から8月26日)も行われます。

 

 ロイヤルファミリーのファンの方に朗報です。2019年、エジンバラのホリールードハウス宮殿で、『ロイヤルウェディング:サセックス公爵夫妻』(6月14日から10月6日)の展示が開かれることになっており、特別展示では、サセックス公爵夫妻が結婚式でお召しになった衣装も実際に見学することができます。

 

オープン予定の話題のホテル

2019年に開業予定のエキサイティングなホテルをぜひお試しください。

 

ロンドン

オックスフォード・ストリートとパーク・レーンの角にあるカンバーランド・ホテルの跡地を改装して、来春、ハードロック・ホテルがオープンします。客室数はスイートを含めて1000室。ほかに2か所のバーとハードロックカフェ®が入っています。また、デザインホテルを手がけるアートテルでは、ロンドンで初めてのホテルをホクストン周辺にオープンする予定です。この新しいアートテル・ホクストンは、18階建の建物に350室を擁するモダンなホテルです。

 

イングランド

イングランド北西部のマンチェスターでは、ラグジュアリーなダコタ・デラックスのブランドとしてグラスゴー、リーズに続いて3番目となるダコタ・デラックス・ホテル(客室数137室)の開発が始まりました。デザインに凝ったこのホテルは、2019年春に開業予定です。また2019年1月には、モダンな客室187室を擁するホテル・インディゴ・マンチェスター – ビクトリア・ステーション・ホテルが開業します。さらにバーミンガムでも、人目をひく魅力的な建物のひとつ、ザ・グランドが再開発され、2019年初めに、180室の客室、レストラン、バー、スパ、そしてルーフトップには風景と一体化するインフィニティ・プールを持つ豪華なホテルに生まれ変わります。また、ダービシャーの伝統的なスパの町、バックストンの三日月型の通りに建つ第一級指定建築物も、客室数80室の五つ星スパホテル、ザ・クレセントとして来年に開業する予定です。

 

スコットランド

ヨーテルが2019年初めに、スコットランドで初のホテルをエディンバラのクイーン・ストリートで開業します。客室数は280室の予定です。また独立経営のクラフトビールの醸造所であるブリュードッグが、世界初のクラフトビール・ホテルとなるザ・ドッグハウスをオープンする発表を行いました。場所は醸造所本社のある北スコットランドのアバディーンシャーで、クラフトビールが存分に体験出来るこのホテルの開業と同時に、醸造所の増築も行われることになっています。

 

見逃せないスポーツイベントの数々

英国は、大規模なスポーツイベントの開催地としても世界で有数の存在を誇っていますが、2019年にも以下のような大きな競技会が開かれる予定です。

 

ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会 スコットランド、グラスゴーにて(3月1日から3日)

世界50カ国から600人を超えるアスリートを迎え、第35回ヨーロッパ室内陸上競技選手権大会がグラスゴーのエミレーツ・アリーナで開催されます。

 

ラグビーユニオン、RBSシックス・ネーションズ 英国各地にて(2月23日より)

イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドにフランス、イタリアを加えた6か国がラグビーの頂点を争ってぶつかりあいます。

 

体操世界選手権 イングランド中央部、バーミンガムにて(3月23日)

3月にバーミンガムのゲンティン・アリーナで開催される体操世界選手権では、世界中から集まった出場者が栄えある栄冠を目指して競い合います。

 

ICCクリケット・ワールドカップ (5月30日から7月15日)

第12回目となるクリケットの世界選手権。イングランドとウェールズでの開催は今回で5回目になります。

 

ドラゴン・ライド、レタプ・ウェールズ (6月9日)

ツール・ド・フランスの協賛イベントであるドラゴン・ライド、レタプ・ウェールズ。英国でも有数のスポーツイベントとして知られており、英国のサイクリストたちは、あのツール・ド・フランスと同じようなすばらしい走りを経験することができます。

 

野球メジャー・リーグ ロンドンにて(6月29日から30日)

ヨーロッパ初となる野球メジャー・リーグの試合が実現します。クイーン・エリザベス・オリンピック・パーク内のロンドン・スタジアムで行われる試合では、ニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスが対決します。

 

ネットボール世界選手権 イングランド北西部、リバプールにて(7月12日から21日)

2019年、全英ネットボール協会全とリバプールの街が、ACCリバプールを会場に、ネットボール世界選手権を開催します。

 

ソルハイム・カップ、スコットランド、グレンイーグルスにて(9月9日から15日)

女子ゴルフ最大のイベントであるソルハイム・カップには、世界中から10万人を超えるギャラリーが集まります。

 

UCIロード世界選手権 北イングランド、ヨークシャーにて(9月22日から29日)

プロのサイクリングのイベントとしては世界有数の存在であるUCIロード世界選手権。2019年は、世界75カ国から集結する1000人のサイクリストたちが、8日間かけて12レースを競い合います。

 

これまでにない経験ができるすばらしいチャンス

6月、英国モーターレースの本場であるイングランド中部ノーザンプシャーのシルバーストーンで、シルバーストーン・ヘリテージ・エクスペリエンスが立ち上げられます。シルバーストーンのサーキットの敷地に建つ第二次世界大戦時の飛行機の格納庫を改装して常設展を設け、中世の僧侶から現代のレースのドライバーやエンジニアまで、この土地の歴史に関わってきた人々の物語が最先端のインタラクティブ・ディスプレイの形で展示する予定です。約2時間半かけてじっくり展示を見てたどり着く最後のドームでは、最新技術を使って、モーターレースの英雄たちと一緒に走り抜ける気分を味わうことができます。

 

イングランド南西部のブリストルでは、内陸に新しく作られたサーフィン用の湖、ウェイブ・ブリストルが秋にオープンする予定です。最新の造波技術を採用しているウェイブ・ブリストルでは、質のよい波を1時間に1000回起こすことができます。施設にはレベルごとに分けられた3か所のサーフィンゾーンに加え、本格派のサーファーや意欲的なプロ向けの高性能なサーフ・センターがあります。ウェイブ・ブリストルは街のはずれにあって、家庭菜園も設けられているなど、癒し効果の高い落ち着く場所になっています。サーフィン施設の他にもプール、カフェ、教育センター、キャンプの宿泊施設やサーフィンショップが設けられる予定です。このプロジェクトでは、気軽にサーフィンを楽しめる場所を提供するだけでなく、訪れる人が海洋保護や健康なライフスタイルへの意識を高め、その知識を得ていくことが大きな狙いになっています。

 

2019年の演劇情報

ロンドンの演劇界は、今年も興味をそそられる舞台が目白押しです。

 

ピンター・アット・ザ・ピンター:「パーティー・タイム」/「祝宴」』 ハロルド・ピンター劇場にて

1月4日より

ハロルド・ピンター劇場の今回のピンター・アット・ザ・ピンター上演では、『パーティーの時間』とともに、ピンター最後の作品である『祝宴』を上演します。

 

ミュージカル『9時から5時まで』 サヴォイ劇場にて

1月28日よりプレビュー

熱狂的にヒットした映画『9時から5時まで』をベースにしたミュージカルがウェストエンドにやってきます。脚本は映画版でもシナリオを書いた脚本家のパトリシア・レズニック、音楽はカントリーの女王ことドリー・パートンという強力なタッグによる作品です。

 

『ノートルダム・ド・パリ』 ロンドン・コロシアム劇場にて

1月23日より

フランスでももっとも人気の高いミュージカルのひとつ、『ノートルダム・ド・パリ』は、ビクトル・ユーゴーの小説『ノートルダムのせむし男』をもとに作られたもの。音楽はリッカルド・コッチャンテ、脚本と作詞はリュック・プラモンドンが担当しています。

 

『カム・フロム・アウェイ』 フェニックス劇場にて

2月18日より

ブロードウェイ発のこのミュージカルは、アメリカを襲った9.11同時多発テロ事件の翌週の出来事を描く作品で、制作はアイリーン・サンコフとデビッド・ヘイン。物語は、事件の後に38機の飛行機がカナダのガンダーという小さな町に着陸するよう命令されたところから始まります。

 

『たがいを存分に苦しめ合うとき:サミュエル・リチャードソンの「パミラ、あるいは淑徳の報い」に関する12のバリエーション』 ナショナル・シアターにて

1月より

マーティン・クリンプ作のこの芝居には、監督にケイティー・ミッチェル、出演にはケイト・ブランシェット、スティーヴン・ディレインを迎え、乱れた欲望の本質や男女の複雑な役割といった現代の議論に深く切り込んでいきます。

 

ウェイトレス』 アデルフィ劇場にて

2019年春より

パイ作りの名人であるウェイトレスのジェナは、小さな町で愛のない惨めな結婚生活を送っていました。ある日、近くの町でパイコンテストが開かれることを知り、人生の重荷を投げ出して自由を取り戻し、認めてもらうチャンスではないかと思いつきます。

 

『オン・ユア・フィート!』 ロンドン・コロシアム劇場にて

6月14日より

グロリア・エステファンと、夫エミリオの半生を描いたブロードウェイの大ヒットミュージカルが2019年、短期限定でロンドンにやってきます。グロリアとエミリオの実話のラブストーリーを描くこの作品では、ルーツであるキューバからマイアミの街角までを移動した軌跡をたどり、世界的スターへとかけのぼった姿を描きます。

 

メリー・ポピンズ プリンス・エドワード劇場にて

2019年秋より

2004年の初演時と同じウエストエンドの劇場に、2019年秋、メリー・ポピンズが帰ってきます。チケットは1月から発売の予定です。

 

記念の年を祝うイベントあれこれ

2019年は、英国の大きな記念日が目白押しです。まずは2019年はコンコルドの初飛行50周年にあたるため、これを機会にクラブ・コンコルドは、現在パリのル・ブルジェ空港に展示されているコンコルド機を買い取る計画を進めています。交渉がうまく運べば、機体は修復され、航空ショーや式典などで再び空を飛ぶ姿が見られるようになり、チャーター機として利用することもできるようです。2019年はビクトリア女王がケンジントン宮殿でお生まれになってから200年にあたる記念の年でもあります。女王が幼少期も過ごされたこの宮殿では、女王のお部屋を再現した常設展が開催されて、女王の魅惑の人生を間近に見ることができます。また、1年を通じてさまざまなパフォーマンス、特別イベント、ツアーや講演なども催される予定です。英国の国立公園も2019年に70周年を迎えるので、来年の国立公園週間では特別な催し物が期待されています。さらにイングランド北西部のマンチェスターでは、ピータールーの虐殺から200年目を迎えます。この事件は、1819年8月16日、マンチェスターのセント・ピーターズ広場で起きました。貧困に反対し民主主義を奨励する演説を聞いていた罪のない民衆約6万人を蹴散らそうとして武装した騎兵隊が斬り込み、多数の死傷者を出したのです。

 

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