あなたの知らない英国へようこそ

時計台ビッグベンやロンドン塔の宝石など、英国には有名な観光名所が数多くあります。どこもすばらしい所ばかりですが、この国には違う顔もあることをご存じですか?型にはまらない発想、新しいものの見方、あふれるエネルギー。画期的な変化は、観光の定番になっている場所やイベントにさえ起きています。

今年は女王のプラチナ・ジュビリーを祝い、アンボックスト ( Unboxed)を使って創造性を推し進め、バーミンガム2022年コモンウェルス・ゲームで各競技の選手たちを歓迎することになっており、興味深い関連イベントも多数予定されています。たとえば、秘密の夕食会や空高い場所でのコンサート、あるいはコメディ、食べ物、アートを集めたフェスティバルなど。英国にとって特別な年に活気づく都市。その新しい顔が見られるイベントをご紹介しましょう。

1. 温かいお湯につかってボートからロンドンをながめる

Friends enjoying the Skuna Boat hot tub experience

ロンドン観光には、テムズ川のクルーズは欠かせません。でも船の予約をするのはちょっと待って。熱い湯船につかりながら川を行くのはいかがですか? スクーナのボートにはなんと湯船が備え付けられていて、気持ちのいい38度(華氏100度)のお湯が張られているのです。さあ、友だちを集めて、おしゃれな水着を持ってカナリー・ウォーフに出かけましょう。ばかばかしくてすてきなプライベートの船の旅をお楽しみください。スクーナでは、夏にはバーベキューの網や豪華なサンベッドを設置したバーベキュー用のボートを用意しています。ワンランク上のスタイリッシュな旅はこれで決まりですね。

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Skuna

2. 秘密の夕食会にこっそり乗車

市民に愛されている地下鉄は、間違いなくロンドンのシンボルのひとつです。でも、その地下鉄でグルメなサパークラブが開かれているのをご存じでしたか? シェフのビーとニックが、1967年製の地下鉄の車両を活気あるレストランに変身させて、ラテンアメリカ風なメニューを出しているのです。座席は現役時代のまま、レトロなポスターを飾って、食卓には高級な銀製品が並んでいます。車両が停車しているのはウォルサムストウ・パンプハウス博物館。テーブルにつけるのは35人だけなので、お出かけ前に予約をおすすめします。

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supper.tube

3. フック船長とお茶を

Peter Pan Afternoon Tea at Aqua Shard developed in partnership with Great Ormond Street Children's Hospital

お茶の時間を高いところで過ごしてみませんか? アクア・シャードのピーターパン・アフタヌーンティーでは、ネバーランドに発想を得た遊び心たっぷりの軽食やスイーツをロンドンの地平線をながめながら味わうことができます。J.M.バリーが創り出したこの有名なキャラクターのように空を飛ぶというわけにはいきませんが、地上31階のテーブルで「ワニのゼリー」や「ティンカー・ベルのクッキー」をお楽しみください。ミントやリンゴ、アブサン(ヨモギのリキュール)に金の粉をふりかけた「妖精の粉のカクテル」もおすすめです。

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Peter Pan Afternoon Tea

4. 1940年代のパーティーを

 A barman making a cocktail in Cahoots bar, London.

禁じられると、よけいにやってみたくなるものですね。それをテーマにしたのがソーホーの「もぐり酒場」風バー、カフートです。「密造酒」のカクテルやスイングの生演奏で戦後の闇市場の雰囲気を巧みに再現したこのバーは、ロンドン空襲では防空壕として使われていた古い電車の車庫跡にあります。細部に至るまですべて生粋の40年代テイスト。携帯用の酒瓶やブリキのマグカップでこっそり出される酒を飲んだり、配給されたおつまみを食べたり、なまめかしいジャズの演奏を聴いたり。踊り明かすには完璧なセッティングです。

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Cahoots

5. トッテナム・ホットスパー・スタジアムの頂上に立つ

サッカーファンはもちろん、そうでない方でも、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでのデア・スカイウォークでは、試合の興奮に匹敵するスリリングな時間を楽しむことができます。スタンドから約50メートルの高さにある橋の上に立つことになるからです。そして橋の底はなんとガラス製です。風を感じながらあの有名な金の雄鶏の像の周りを歩き、北ロンドンを見下ろして高みからの絶景を楽しみましょう。遠くにはセントポール寺院を望むことができます。さらに勇気のある方は、ジ・エッジにも挑戦してみてください。スタジアムの頂上から、ワイヤーで体を固定するだけで地上に降りていくフリーフォールです。降りる時には体を立てた状態でも頭を下にしてもいいのです。いずれにしても、冒険をスリル満点に締めくくってくれることは間違いありません。

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The Dare Skywalk

6. 自転車でロンドンのジンの歴史をめぐる

観光しながらお酒を飲みたい方には、タリー・ホーのロンドン・ジン・サファリをおすすめします。ヴィクトリア時代の衣装をまとった案内人に引率されて、歴史を感じながらサザック周辺のジンの名所を自転車でめぐるツアーです。もちろん、ジンの量はほどよく設定されているのでご心配なく。ジンがロンドンで人気が高いことはよく知られていますが、それはこの首都の歴史と深い関わりがあるのです。詳しい話は、マーケットやストリート・アートやチャールズ・ディケンズゆかりの建物を訪ねながら、ガイドが当日楽しく教えてくれるでしょう。

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London Gin Safari

7. マンチェスターで食事するなら

すばらしい食事のお供には、興味深い歴史を。それがマンチェスターのスクランチェスターツアーのテーマです。「リトルイタリー」の極上ジェラートから、ラテンアメリカ、アジア、英国の美食まで、それぞれ4時間のツアーでは、知識豊富なガイドと一緒に知る人ぞ知る店を歩いて訪ね、8品の料理を味わうことができます。マンチェスターの歴史が料理に与えてきた影響をひも解きながら秘密のスポットをめぐる。これこそ、多様性に富んだ活気あるマンチェスターの街を知る近道です。

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Scranchester

8. 宿泊はVIPスタイルで

天井にはシルクの花飾り、部屋には贅を尽くした家具や芸術のような調度品。マンチェスターのヴァッテン・フースは、インスタ映えする写真を撮るのにぴったりの場所です。ただしこの優雅な住まいはホテルではなく、6人まで宿泊できる豪華な運河船。街のナイトライフやレストランからわずか数分のカッスルフィールド・ロックに停泊しているので、予定がぎっしりの都市型のおしゃれな休暇滞在先にもってこいです。

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Vatten Hus

9. 有名コメディアンに出会う

エディンバラのフリンジ・フェスティバルは、今年75周年を迎えます。とはいえ、新しいことを試みる新鮮な姿勢は今も健在です。すでに著名なエンターテイナーも才能あるニューフェイスも同じように観客の前に立ち、デビュー・シアターやダンスショー、新しいコメディ、音楽、朗読を披露します。世界中から観客が集まるこのフェスティバルは、8月5日から29日までの3週間、街のバーや劇場、街頭などで楽しむことができます。節目の今年は記念すべき年になりそうです。

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Edinburgh Fringe Festival

10. 自分だけのジンを造る

ジンがお好きな方に朗報です! 小規模で丁寧な仕事をするカーディフ蒸留所では、ツアーやテイスティングだけでなく、蒸留過程を体験できるジン・スクールを開いていて、オリジナルのブレンドを造ることができます。ジン造りに使う植物やその組み合わせを習って、お好きなブレンドでジンを造り、最後にはボトルに詰めてラベルまで貼ります。一度造ったブレンドは記録が残るので、同じものを何度でもオーダーできるのも嬉しいですね。

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Cardiff Distillery Gin School

11. ブライトンでいちばん高い場所からの新鮮なながめ

View from the top of the BA i360 in Brighton

ブライトンにあるブリティッシュ・エアウェイズi360の頂上からのながめが、ワイト島、セブンシスターズの白亜の壁、さらにサウスダウンズも見渡せる絶景であることは有名です。でも、地上138メートルの展望席で、音楽の生演奏、イベント、ワークショップが数多く用意されていていることはあまり知られていないようです。ヨガクラス、専用のレストランをはじめ、地元のシンガー、バンド、DJのパフォーマンスなど、この南海岸の名物タワーには新鮮な楽しみがたくさんあるので、イベント満載の行事表にご注目ください。

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British Airways i360

12. リバプールで「秘密の会合」に参加

ルーフ・ガーデンやおしゃれなカクテルバーがお好みですか? それともケーキもロースト料理も味わえる居心地のいいティーハウスがお好きでしょうか。オー・ミー・オー・マイには、それらがすべて、いえ、それ以上のものが揃っています。場所はリバプールのシンボルのひとつ、リバー・ビルディングを見下ろす「秘密のスペース」ということですが、幸いなことに秘密は明かされました。アフリカ・ハウスの最上階に行けばいいのです。フレンドリーな雰囲気の中、音楽の生演奏、夕日をながめながらのカクテル、親しみが感じられる夕食をお楽しみください。

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Oh Me Oh My

13. ブリストルに自分の跡を残す

 Artist Louis Masai with a can working on an artwork at Upfest, Europe's largest Street Art and Graffiti Festival, Bristol, England.

ブリストルといえばバンクシー作品で有名ですが、この街のグラフィティ・アートの世界を彩るのは(卓越した才能のある)彼ひとりではありません。グラフトの体験ワークショップに参加して確かめてみませんか。反抗的なサブカルチャーから世界的な現象まで、ストリート・アートの進化を学び、スプレイ・ペイント、ステンシル、オリジナルの「タグ」のデザインを体験することができます。まったくの初心者でも大丈夫。プロのアーティストにグラフィティ・アートの手ほどきを受け、キャンバスに描いたステンシルとネームボードは記念にお持ち帰りください。2022年5月には、ブリストルのストリート・アートの祭り、アップフェストも開催されるので、その場で行うペインティング、音楽、ワークショップなどを楽しむことができます。

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Graft's Workshops

英国への移動や国内の移動は、Covid-19感染予防対策の制限が設けられている場合があります。詳細は変更される可能性がありますので、常に各ホームページで最新情報を確認することをお勧めします。

11 May 2022(last updated)

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