イギリスを巡る

車での旅行

海外から来て車を運転するときに大部分の人が一番驚く違いは、イギリスでは車は左通行であり、ラウンドアバウト(円形交差点)やジャンクションもそれに合わせて調節されていることです。距離の測定はマイル単位です。いったん慣れてしまえば、イギリスの田舎はドライブするのに楽しい場所ですが、都市部の交通渋滞と休日の混雑は長時間の遅れの原因になります – サウスコースト近くでの祝祭日の週末は特に混雑します。イギリスでは、無料の高速道路と幹線道路の広範なネットワークが整備されており、各地を簡単に回ることができます。

 

必要なもの

イギリスで車を運転するには、現在の運転免許証、および必要に応じて国際運転免許証が必要です。また、所有証明書またはレンタル同意書に加えて、保険関係の書類も車に入れておく必要があります。

 

イギリスの道路

ラッシュアワーは都市部では平日の午前8時から9時半までと、午後5時から7時までです。この時間帯は、車の流れが止まることがあります。

良い地図は欠かすことができません。また、AAまたはRAC運転用アトラスはすぐれた情報源です。田舎を探索する場合は、Ordnance Surveyシリーズがベストです。ほとんどのレンタカーにはGPSが備わっています。自動車道路は「M」でマークされ、その後に識別番号が続いています。中央分離帯のある幹線道路(つまり、それぞれの方向に2車線)であることの多い「A」ロードはメインルートであり、一方、「B」ロードは周辺道路です。後者は混んでいないことが多く、楽しく運転できます。田舎では、蜘蛛の巣のように細い道が交差しています。

 

道路標識

大半の標識はヨーロッパに合わせて標準化されています。方向標識は色分けされています。青は高速道路、緑は幹線道路、白は周辺道路です。茶色の標識は名所を示しています。助言または警告標識は通常、赤と白の三角形でわかりやすい絵文字がついています。道路工事、事故、霧の発生などを警告する高速道路の電子掲示板に注意してください。

鉄道の踏切には多くの場合、自動遮断機がついています。信号灯が赤く点滅している場合は、列車が近づいているので停止しなければなりません。

運輸省のウェブサイトでオンラインで入手できる英国ハイウェイコードマニュアルは、現在のすべてのイギリスの運転規則と交通標識の最新のガイドです。

 

交通規則

制限速度は市街地では20~40 mph (50~65 km/h)、高速道路や中央分離帯のある幹線道路では70 mph (110 km/h)です。それ以外の道路では、速度標識を探してください。イギリスではシートベルトの着用が義務付けられています。飲酒運転は厳しく罰せられます。法的制限については英国ハイウェイコードマニュアルを参照してください。ハンドフリーの場合を除き、運転中の携帯電話の使用は違法です。

 

駐車

パーキングメーターは営業時間のあいだ稼働します(通常は月~土の午前8時~午後–6時半)。必ず硬貨を用意しておいてください。都市のなかには「パーク・アンド・ライド」スキームを取り入れているところがあり、市外の駐車場からバスで中心部に行くことができます。一部の都市では、旅行会社や新聞販売店でカードを購入し、駐車時間を記入して車のダッシュボードに表示しておくことが必要な駐車スキームがあります。赤または黄色の二本線には駐車しないでください。一本線は、夕方および週末に駐車できる場合がありますが、標識をよく確認してください。駐車違反監視員は容赦なく違反切符を切ったり、違法駐車の車輪止めを付けたり、車をレッカー移動させます。駐車していいかどうかわからない場合は、駐車場を探してください。市街地の外や人気のある観光地では、もっと簡単に駐車できます。駐車スペースを示す青い「P」の付いた標識を探してください。貴重品や荷物を車に置きっぱなしにしないでください。特に都市部では、盗難はよくあることです。

 

ガソリン

多くの場合は、大型のスーパーマーケットが一番お得です。ガソリンスタンドが併設されたAsda、Morrisons、またはSainsburyの支店を探してください。高速道路のサービスエリア、および田舎や周囲に何もない地域では、通常もっと価格が高くなります。ガソリンは3つのタイプが販売されています。ディーゼル、LRP (有鉛ガソリン)、無鉛ガソリンです。イギリスでは最新の車は無鉛ガソリンを使用しているので、レンタルする車もおそらく同じです。無鉛ガソリンとディーゼルはLRPよりも安くなります。イギリスではほとんどのガソリンスタンドがセルフサービスですが、給油設備に示してある説明に従えば簡単に給油できます。

 

故障時のサービス

イギリスの大手の自動車組織は AA (Automobile Association) とRAC (Royal Automobile Club)です。会員には、24時間の総合的な故障支援と、その他の多数のモータリングサービスが提供されます。どちらも、海外の自動車団体の会員に相互支援を提供しています – 旅行に出る前に、自分がその対象になっているかどうかを確認してください。高速道路の路肩にある緊急用電話でAAまたはRACに連絡することができます。イギリスには、Green Flag という大手のレスキューサービスもあります。

ほとんどのレンタカー会社には独自の保証範囲があり、料金にはAA、RAC、またはGreen Flagのメンバー料も含まれています。必ず、レンタカー会社にこれらのサービスの緊急電話番号を聞いておいてください。

提携している組織の会員でなくてもレスキューサービスを頼むことができますが、料金は高くなります。保険証やレンタル同意書に記載されている指示に従ってください。人身事故や他の車が関係する事故を起こした場合は、できるだけ早く警察に電話してください。

Environmental Transport Associationから、二酸化炭素排出の影響の削減と倫理的な故障サービスの提供に関するアドバイスが提示されています。

 

レンタカー

イギリスで車をレンタルするには費用がかかります。イギリスの空港にあるレンタカー会社の詳細は、VisitBritainウェブサイトをご覧ください。イギリス国内で一番料金が安い会社の1つはAutos Abroadですが、地方の小さい会社はこれよりもっと安いことがあります。その他の評判のよいレンタカー会社は、AvisHertzEuropcarBudget です。損害賠償責任保険なしで車を運転するのは違法です。総合自動車保険に加入することをお奨めします。ほとんどのレンタカー会社ではクレジットカード番号が必要です。クレジットカードを持っていない場合は、かなりの額の現金を預託する必要があります。車を受け取るには、運転免許証とパスポートが必要です。ほとんどのレンタカー会社は初心者には車をレンタルせず、年齢制限があります(通常は21歳~74歳)。通常はオートマ車もレンタルできます。イギリスを3週間以上旅行する場合は、レンタルよりもリースのほうが安くなります。レンタル料金を確認するときに、必ず保険料も追加してください。